私がクレジットカードのコールセンターに勤務していたころ、私は管理職として長年勤務していたのですが、その時に直面していた問題に各種証明書の偽造がありました。
これは一体何かというと、世の中には「アリバイ屋」と言って、本人が在籍してないのにある会社に在籍してるように偽って対応してくれたり、中には在籍もしてない会社の源泉徴収票や給与明細など発行してくれる会社が存在します。
普通の方には全く縁のないお話だと思うのですが、無職の方がクレジットカードを欲しがるあまりに、こういった会社を利用してしまうケースが少なからずありました。
このような「アリバイ屋」を通してクレジットカードを作ろうとする方が跡を絶ちません、アリバイ屋を使ってクレジットカードを取得しようとする行為が犯罪であるという意識が非常に希薄なのが原因なのでしょう。
基本的な事なのですが、アリバイ屋を通してクレジットカードを取得しようとしたら、「有印私文書偽造罪」「詐欺罪」この2つの罪に問われます。
総量規制が始まってから年収の1/3以上はキャッシングが出来なくなりました、この影響でクレジットカード会社に自主申告していた年収と実際の年収に差がある方が困って「アリバイ屋」を使って給与明細を送ってくるケースも増えました。
正直、偽造された給料明細や源泉徴収票にクレジットカード会社が気づく場合と気づかない場合があるのですが、万が一偽造だと分かれば高い確率で警察に通報されます。
クレジットカードの申込に関わらず、利用途中で提出を求められた書類でもアリバイ屋等を使って偽造をしたものを行使してしまうと立派な犯罪です。
一般のニュースで流されないだけで、アリバイ屋で在籍確認を受けてクレジットカードを取得したり、偽造された証明書で年収を証明しようとしたりして逮捕されてるケースも多々あり、私も実際にそういうケースを見て来ました。
アリバイ屋の利用は無職や水商売の方の利用が多いとの事ですが、それを使ってクレジットカードの申込、及び利用は犯罪ですので絶対にやめましょう、審査に落ちる落ちないのレベルの話ではなくなります。