クレジットカードマニアの間で話題となっているのが、「マイクレジット」というサービスです。
「マイレジット」とは金融のベンチャー企業、エクスチェンジコーポレーション(東京・千代田)が、金融機関がクレジットカードやローンの審査で使う個人の信用情報を点数化するサービス「マイクレジット」のことで、2012年10月1日から開始してます。
自分の信用力を一目で把握できるリポートをインターネット上で発行し、個人は一定の利用料を払うというものです。
マイクレジットHP
https://www.mycredit.jp/
そして実際にマイクレジットで開示してみたらこうなったという体験記がGIgaZiNEのこのページに載っています。
http://gigazine.net/news/20130131-credit-report/
確かに米国ではこの手の自分の信用力を確認して、クレジットスコアによる評価や分析を行なってくれるサービスは存在しますが、日本では初めてのことです。
この仕組みは非常に面白いし、分析される内容もなかなか良く出きたサービスなのですが、これ、指定個人信用情報であるCICの情報の開示に同意をしないといけないんですね。
要するに、マイクレジットでクレジットレポートを出そうとしたら、マイクレジットを運営している民間企業「エクスチェンジコーポレーション」にCICの情報を渡さないといけないと言うことです。(オンライン上ですが)
マイクレジットのホームページのどこを見ても、色々なメディアに掲載されたと載ってはいますが、CICやJICCののように、公的な指定があるとかそういう企業ではありません、CICもJICCも公的機関ではなく、私的機関です。
私的機関ですが、割賦販売法に基づく「指定個人信用情報機関」という準公的機関の位置づけです。
一方、マイクレジットも私的機関で同じなのですが、「指定個人使用情報機関」ではありません、何か引っかかります。
CICで何かマイクレジットの情報がないかと調べて見てるとCICのHPに以下のような注意喚起の文言がありました。
【ご注意ください!】インターネット開示をご利用のお客さまへ
◆ご注意◆
マイクレジット社が行うCICの信用情報を点数化するサービスは、弊社と一切関係ありません。
「信用情報は、お客さまご自身の大切な情報です。取り扱いには十分注意して下さい。なお、当案件に関し、お客様に不利益が生じても弊社では一切責任を負えませんのでご注意下さい。
んん?なんかCICが警告してますね、マイクレジットは面白い試みだとは思いますが、今の所、国から「指定個人信用情報機関」の資格も得ていない、第三者である民間会社に自分の個人信用情報を渡して評価してもらうのは、普通に考えて危険じゃないかと思います。
情報漏洩がないようにしてますと書いてありますが、どこまで徹底されてるか不明、最低でも国からなんらかの指定機関と認められるまでは個人的には利用は避けておきます。